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【要約・書評】最もコスパ高く、頭と体調を良くできる本『運動脳』

運動をやったほうがいいとはわかっているけど、やっていない。

こういう人は意外と多いんじゃないでしょうか。

私もその一人でした。


なぜ「運動をやったほうがいい」と思っているのに、やらないのか。

それは、「何となく、運動は健康に良さそうだ」くらいの認識しかなかったからです。

何となく健康に良さそう・・・これだけだと、運動を継続する理由にはなり得ませんでした。

だって、運動って大変じゃないですか。

ランニングを始めるにせよ

  • 朝早く起きないといけない
  • 息切れして辛い
  • 筋肉痛が辛い
  • 汗をかいて気持ち悪い
  • 疲れる

などなど、不快な要素が多いんですよね。

だから「何となく健康に良さそうだ」って理由だけでは、なかなか続かない。

これが、運動に対する印象でした。


しかし、そんな認識を変えてくれる本が見つかりました。

「脳にとって最高のエクササイズは運動である」

この結論を、あらゆる角度から徹底的に証明している本。それが『運動脳』です。

『運動脳』とは?

本書は、スウェーデンの精神科医アンデシュ・ハンセン氏の本です。

アンデシュ・ハンセン氏といえば、『スマホ脳』などの著作が有名ですね。

スマホ脳』はAmazonのレビュー数5000超えの、まさに大ベストセラー本です。


そんな著者が最近発売した本が、『運動脳』です。

この本も、人口1000万人のスウェーデンにおいて、すでに67万部も発行されているそうです。

国民の20人に1人以上がこの本を読んでいる、と考えると、驚異的な人気ですよね。

そんな本書から学んだことを、以下の図に整理してみました。

脳にとって最高のエクササイズは運動(特にランニング)である。

本書の結論はいたってシンプルです。

「脳にとって最高のエクササイズは運動である」

これだけです。

あとは、本書のあらゆる箇所に「できればジョギングよりランニングを」と書いてあるくらい。


ただ、本書のすごいところは、ここからなんです。

366ページもの分量を割いて、あらゆる角度から「運動がなぜ脳に良いのか?」が証明されています。

具体的には、

  • 運動によって、ストレスのもとになるホルモン「コルチゾール」の分泌を抑え、ストレスが軽減される
  • 運動によって、ドーパミンやノルアドレナリンがたっぷり放出され、集中力が上がる
  • 運動によって、BDNFが分泌され、脳で新しい細胞が次々と作られ、意欲が増す
  • 運動によって、ドーパミンが増え、視床のフィルターを通す情報量が増えて、創造性が高まる

などなど。

グーの音もでないくらい、運動が脳に良い理由が語られています。

もはや

「ここまで運動のメリットが証明されているのに、それでも運動をしないのは、アホじゃないのか」

「ランニングであれば、お金もほとんどかからない」

「ここまで運動のメリットを証明したのに、それでも運動をしないのは、もはやアホじゃないのか」

…と思い知らされます。


「運動しようかどうか迷っている人の背中を、確実に押してくれる」

これが、本書の一番の価値かもしれません。

一度読んでみてください。十中八九、運動をしたくなるはずです。

ランニングを週3回、朝、45分以上

本書で一番おすすめされていた運動方法は「ランニングを週3回、朝、45分以上やる」という、非常にシンプルなものでした。

私も約1ヶ月ほど、ランニングを続けていますが、今のところ順調です。

ランニングのために揃えたものは、次の2つ。


1つ目はシューズです。new baranceの「ランニングシューズ FRESH FOAM 1080」にしてみました。

まず、とにかく軽い。

そして、靴を履いて歩いてみるとわかるのですが、自然と力が抜けていく方向が設計されています。

だから、その方向に逆らわずに足を動かせば、無理のないフォームで長く走ることができる。

いい靴を履くと、それだけで走るのが楽しくなります。


2つ目はsalomonのランニングポーチです。

家の鍵とスマホを入れるために、買ってみました。

スマホでは歩数を測ってます。

「スマートウォッチを買えばいいじゃない」という声もあるかと思いますが、節約のために、ポーチで我慢してます。


こんな感じで、私にしては気合を入れて、そこそこ良いものを揃えて、ランニングをはじめてみました。

いまのところ、良い感じです。

走ってみると

  • 有酸素運動を続けていると、あれこれ考える余裕もなくなるので、頭をからっぽにできる
  • 走った直後に仕事をすると、効率が上がる(気がする)
  • それなりに疲れているので、寝つきもいい。目を瞑って3分で寝れます
  • サウナ後みたいに整う

など、早くも身に染みて効果を実感できています。


まあ、こんな私のブログを読むより、とりあえず『運動脳』を読んでみてください。

たった1500円で、確実に「運動しよう」と思えるので。

  • この記事を書いた人

Yusuke Motoyama

外資系コンサルティング会社を経て、経営大学院に勤務。年間300冊読むなかで、絶対にオススメできる本だけを厳選して紹介します。著書『投資としての読書』。 Books&Apps(https://blog.tinect.jp/)にもたまに寄稿しています。Amazonアソシエイトプログラム参加中。 執筆など仕事のご依頼は、問い合わせフォームにてご連絡ください。

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