番外編

【5分でわかる】マリメッコグラフはExcelで作れる

いつも書評と抽象的な考察ばかり書いているので、たまには仕事に使えるTips的なこともお伝えできればと思います。

今回は「マリメッコグラフ」がテーマです。


マリメッコグラフって何?

まず「マリメッコって何?」と思われた方もいらっしゃると思います。

マリメッコとはフィンランドのブランドで、ググってもらうと、非常に特徴的なデザインなのがわかるかと思います。


で、とあるグラフが、このマリメッコの模様に似ていることから、「マリメッコグラフ」と呼ばれているのです。「面積グラフ」とも呼ばれています。

例えば、↓のやつですね。

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ざっくり言うと、マリメッコグラフとは「構成比率とボリュームを同時に伝えることができるグラフ」です。

以下、少し詳しく説明します。

 

なぜマリメッコグラフを使うのか?

まずは「マリメッコグラフ」を使う目的やメリットを説明します。

「もう知ってるよ」という方は、飛ばしてください。

 

例えば、次の「営業の商談結果を示すデータ」があったとします。

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確度ごとに、受注した商談と失注した商談の数がまとまっています。

便宜上、確度は次のように定義しておきます。

  • 確度A:受注する確率80%
  • 確度B:受注する確率60%
  • 確度C:受注する確率40%
  • 確度D:受注する確率20%

BtoBの営業だと、よく商談に確度をつけて、確度が高いものからアプローチする…などの戦術を取られている企業も多いかと思います。

 

さて、この商談データを使って、「今後、注力すべき課題を調べといて」と言われたら、あなたはどんな分析をしますか?

「え、データこれだけじゃ無理でしょw」と突っ込まれそうですが、いったん先に進みますね。

棒グラフでは「ボリューム」しか示せない

まずは、棒グラフで示してみると…

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…とまあ、こんな感じになりますよね。

棒グラフにすると、棒の高さ=ボリュームがわかりますね。

一方で、「確度Aは何割失注したのか?」などの割合・率がわかりにくい。

100%積み上げグラフでは「割合・率」しか示せない

「じゃあ、割合・率を示せばいいのね」と意気込んで、100%積み上げグラフを書いてみます。

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うん、確度ごとに「受注率が何%か」が一目でわかりますね。

一方で、受注数などのボリュームが全くわかりません。

 

やはり、ボリュームと割合はセットで見ないと危険です。

例えば割合=受注率だけを見ていると、「受注率が高くても、商談機会=ボリュームがほとんど見込めない場合」を見落とす可能性があります。

ボリュームと割合の両方を把握できるのが、マリメッコのメリット

以上のように、棒グラフや100%積み上げグラフだと、ボリュームか割合のどっちかしか把握できません。

この歯痒い思いを、マリメッコ先生が解決してくれます。

先にも述べましたが、マリメッコグラフは「構成比率とボリュームを同時に伝えることができるグラフ」なんです。

こんな感じに。

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「今後、注力すべき課題を調べといて」がお題でしたね。

チャートを見ると、

  • 本来は80%の確率で受注できるはずの「確度Aの商談」を60%近くしか受注できていないこと
  • 250件も取り逃がしており、ボリューム的にも大きいこと

…がよくわかります。

 

結構わかりやすいですよね。

では、この記事の本題に入っていきます。

マリメッコグラフをExcelでどうやって作るのか?

ところで、困ったことに…

「マリメッコグラフ Excel 作り方」と調べても、スッとわかる方法が見つかりません。

マクロを書くか、3シート跨ぐような高度な方法しか見つからず、正直私は理解できませんでした。

 

 

そこで、海外のサイトを調べまくったところ、ついに方法が判明しました。


とはいえ、日本語での解説もあった方がいいと思うので、簡単に私の方で説明します。

 

まずは、表2のH列に「累計」の数字を並べていきます。

  • 最初のG3セルは「0」にしておく
  • B6~D6セルまでは2つずつG4~G9セルに記載する
  • 最後の「確度Dの累計=E6」は1つだけG10セルに記載する

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次に、受注・失注した商談数を表2にプロットしていきます。

受注と失注を2つずるプロットしてください。

例えば、確度Aの受注・失注(B3-4セル)は、H3:I4セルに記入してください。

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次は、表2を選択してグラフを挿入します。

使うのは「100%積み上げ面」です。

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次に、グラフを右クリックして「データの選択」を押してください。

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そして、横(項目)軸ラベルの「編集」ボタンを押します。

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軸ラベルの範囲は、累計の値を選択します。

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凡例項目(系列)の「累計」の✓を外します。

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すると、こんなグラフが登場します。

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あと一息です。

グラフの横軸を右クリックして「軸の書式設定」を選択します。

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軸のオプション>日付軸に✓>単位の主を200日に変更を選択します。

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グラフのデザイン>グラフ要素を追加>線>降下線を追加します。

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降下線やグラフの枠線の色を変更して、パワポで少し補足を加えれば、マリメッコグラフの完成です。

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いかがでしたでしょうか。

「日付軸にする」のところが意味不明なのですが、無事マリメッコグラフが完成しました。

少しでも参考になれば幸いです。

  • この記事を書いた人

Yusuke Motoyama

外資系コンサルティング会社を経て、経営大学院に勤務。年間300冊読むなかで、絶対にオススメできる本だけを厳選して紹介します。著書『投資としての読書』。 Books&Apps(https://blog.tinect.jp/)にもたまに寄稿しています。Amazonアソシエイトプログラム参加中。 執筆など仕事のご依頼は、問い合わせフォームにてご連絡ください。

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