BIZPERA(ビズペラ)-ビジネス書評はペライチで

外資系コンサルティング会社を経て、経営大学院に勤務。地元九州への隠居を細々と構想中。書評?感想?読書日記をロジカルに書いていきます。夢は大きく、「ビジネス書コンシェルジュ」になれるよう、頑張ります。

【1枚でわかる】『才能に頼らない文章術』上野 郁江

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この本で解ける疑問は?

  • 誰でも伝わる文章をかけるようになる「チェックリスト」はないの?
  • 表現力、構成力…結局全部でどれを磨けばいいの?

 

『才能に頼らない文章術』って?

最近は「文章術」シリーズにハマっています。

文章を書かない日なんて、ほぼありませんよね。
ほとんどの仕事は、文章の上に成り立っています。

「文章無くして、仕事は成り立たない」
これは決して大袈裟ではないと思います。

 

以上の理由で、今回は『才能に頼らない文章術』をご紹介します。

この本のすごいところは、
「誰でも、これさえ守れば、伝わる文章が書ける」
…そんなルールを明示している点です。

この「ルール」を「ペライチ」にまとめてみました。
図1をご覧ください。

ざっくり掻い摘むと、次のことが書かれています。

  • 文章力は「文章基礎力」「文章表現力」「文章構成力」「メディアマインド」の4つで構成される。
  • 文章基礎力は、正しい文法・文体を操る力。少しでも誤りがあると、読み手の注意が逸れてしまう。
  • 文章表現力は、単語・文・段落単位で、読み手に適した言葉遣いや文脈を書く力。読み手がスッと理解させる上で重要な力。
  • 文章構成力は、タイトル・見出し・全体構成に網羅性と整合性を持たせる力。読み手を納得させる上で重要な力。
  • メディアマインドは、「正しい情報」を伝え切る心構え。「正しさ」は(正確性)×(信頼性)×(読みやすさ)×(誠実さ)で構成される。

これらをすべて実践できている人は、そうそういないでしょう。

文章を書くときの「よりどころ」にしたい一冊です。

 

学び

このビジネス書を通して、次の学びを得ました。

(文章力)=(論理的思考力)×(想像力)

この本では、「論理的か、心理的か」といった切り口で、文章力が分解されてました。
でも、100%納得ができない…

そこで、本書を読んだ後、悶々とこの問いと向き合っていました。

「文章力とは?」

 

この問いに対する答えは、次の通りです。

(文章力)=(論理的思考力)×(想像力)

おそらく、「論理的思考力」については、異論はほとんど無いでしょう。

問題は「想像力」です。これも異論は少ないはず。

でも、「想像力」って何なんでしょうね?

想像力って?

よく「想像力を持て」と言ってくる人がいますが、その指摘、僕はあまり好きではない。

「想像力を働かせろ」って言われて、具体的な改善アクションが取れる人がどれだけいるかって話です。

こんな指摘をしてくる人は、次の2パターンでしょう。

  • 「想像力とはそもそも何かを、相手にも考えてほしい」…そんな高度な思考を持った人
  • 想像力とは何かもよくわからないまま使っている思考停止野郎

間違っても、後者のような人間にはなりたくない…

なので「想像力」について真剣に向き合ってみます。

(想像力)=(内省)×(共感性)×(戦略性)

僕の仮説はこうです。

ストレングス・ファインダーの資質を使って定義してみました。

  • まず、「内省」を意訳すると、過去の出来事に対して想像を巡らす能力だとします。
  • 次に、「共感性」を意訳すると、現在、目の前にいる相手の感情理解力だとします。
  • 最後に、「戦略性」を意訳すると、少し先の未来に、何が起こりそうかを予測する力だとしましょう。

 

どうでしょう?ここまでブレイクダウンすると、「想像力」の輪郭がハッキリしてくるのではないでしょうか。

以上を踏まて、最初の論点に立ち返ります。

(文章力)=(論理的思考力)×(内省)×(共感性)×(戦略性)

これが僕なりの文章力の定義です。

  • 内省は、「あのときこうしておけば、もっと良い結果が出たはず」と、論理に経験を加えることができます。
  • 共感性は、「あの人は、きっとこう思っているはず」と、論理に感情を加えることができます。
  • 戦略性は、「この先、こういうことが起こるはず」と、論理に予測を加えることができます。

多少「被り」があります。
…が、個人的には、割と納得度があります。

 

大事なのは、正しいかよりも、「役に立つか」です。

こんな風に、自分にとって役立つ形で学びを蓄積していきたいですね。

明日から取れるアクション1つ

  • 次の記事でも、学びを因数分解で表現してみる。