BIZPERA(ビズペラ)-ビジネス書評はペライチで

外資系コンサルティング会社に勤務。ホワイトでスマートに働くコンサルを目指していたが、最近は激務。地元九州への隠居を細々と構想中。書評?感想?読書日記をロジカルに書いていきます。夢は大きく、「ビジネス書コンシェルジュ」になれるよう、頑張ります。

「仕事ができる人」にあなたもなれる!『「仕事ができるやつ」になる最短の道』安達 裕哉

この本で解ける疑問は?

  • そもそも「仕事ができる人」って、どんな人?
  • 日々指摘されすぎるんだけど、なにから手をつければ?
  • 今日からすぐできる工夫って?
  • どうしたら、仕事が楽しくなる?

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『「仕事ができるやつ」になる最短の道』って?

-Why-なぜ書かれたのか?

本書の目的について、筆者は次のように述べています。

マスメディアや本、ネットには「偉大な成功者たち」のエピソードが数多く並んでいる。私もかつてはそのような方々に憧れを持ち、情報に飛びついた。

しかし、長く働くうち、「偉大な成功者たち」に関するエピソードよりも、身のまわりにいる、普通の人々に学ぶことのほうがはるかに多いこともわかった。

(中略)

一度に大きな変化を起こることは誰にもできない。何かを成し遂げようとするならば、それなりの準備や時間をかけて物事に取り組む必要がある。

この本の目的は、仕事で悩みを持つ方々の一助となることである。
(8ページ)

つまり、わざわざハードルが高そうな「偉大な成功者たち」の真似をしなくとも、時間をかけて、ちょっとした工夫をコツコツ積み重ねていけばいい、ということでしょう。
ちょうど、ジョブズのプレゼン術の本を読んで、「無理だこりゃ」と落ち込んでいたところだったので、これは朗報です。

では、筆者が述べている「普通の人々に学ぶこと」とは、どういったものでしょうか?

-What-なにをすべきか?

筆者は章立てにおいて、やるべきことを時系列に沿って、提示してくれています。

第1章:今日からできること…決意する

第2章:1週間程度でできること…小さな変化を起こす

第3章:1か月以上しっかりと取り組むべき事…信頼を積み上げる

第4章:1年程度かけてじっくりと取り組むこと…努力を結果につなげる習慣

第5章:3年は取り組むべき大きなテーマ…リーダーシップとマネジメント

第6章:一生かけてやる価値のあること…仕事で良い人生をつくる
(9ページ)

時系列で「順番」を示してくれているので、とっつきやすいですよね。

ここでは、即効性がありそうな、第1章:今日からできること…決意する、について詳しく見てみます。

-How-どのようにすべきか?

第1章のテーマ「決意する」。確かに、「決めるコト」くらいであれば、今すぐできそうです。

「21時以降、スマホをいじるのはやめる」「タバコをやめる」…といったように。
「継続できるか?」は次の論点として、とりあえず「決意」しないことには始まらない。

だからこそ、「今日からできること」として書かれているのでしょう。
この「決意する」の具体的な内容として、個人的に次の言葉が印象的でした。

「やってみたい」は迷信、「やってみた」は科学(23ページ)

この言葉を、筆者は次のように補足しています。

  • やってみれば、データが取れる。それをもとに、もっとうまいやり方を考えられる。
  • やったことのない人は、単なる思い込みや推測でしか動けない。
    (26ページ)

確かに、一度「やる」と決意して、とりあえず「試してみる」と、実にいろいろな学びを得ることができます。

最近書き始めたこのブログも、まさしくそうです。
一回「やってみる」と、「10人アクセスしてくれ、そのうちの9人は20:00前後に読んでくれている」みたいなデータが取れます。最低でも「誰もアクセスしてくれない」というデータは手に入ります。

すると、「次も20:00に投稿してみよう」「誰もアクセスしてくれないなら、twitterにリンクを載せてみよう」など、次の行動に一歩グレードアップすることができます。

こうした「やってみることによるメリットや意義」を理解しておくこと自体が、「決意すること」のコツなんだと思います。

他にも、第2章の「会話のコツは2つだけ」など、「理解するのは簡単だけど、奥が深い」ノウハウが、このビジネス書にはたくさん詰まっています。

 

学び

私がこの本と出会ったきっかけは、社会人2年目で、しかもすごく打算的な考えからでした。

1年以内に結婚式の費用を確保したい。そのためには、ボーナスをたくさんゲットしないといけないし、最短で昇進しないといけない。そのためには、早く「仕事ができる人」にならないといけない。
…なんていうお恥ずかしい動機で、気づいたら「仕事ができる」で検索していました。

そんな軽いような重いような気持ちで読んだ本で、一番気に入った学びが、先ほどご紹介した「やってみたい」は迷信、「やってみた」は科学でした。

ちょうど社会人2年目の後半に、最先端のマーケティングのツールを使ったプロジェクトを任せていただきました。
お客様が、とあるシステム会社からツールを購入したものの、使い方がわからず、2年ほど放置していたそうで、「〇〇さん、これ、使い方教えてよ。」と頼んでいただきました。

ところが困ったことに、お客様はもちろん、グローバルファームとやらの自社にも、そのツールに詳しい人が誰もいませんでした。
ググっても、出てこない…。

そんなときに、「やってみた」は科学という言葉を思い出し、とりあえずツールに表示されているコマンドやボタンを全部押してみました。
そして、押してみた結果を、そのまま資料化して、お客様に説明したら、すごく喜んでもらいました。

運よく、この出来事なんかが評価されて、さっき述べた「お恥ずかしい動機」を達成することができました。

まあ、こんな自己満なエピソードは端折っていただいて、何が言いたかったかというと、誰もよく知らない領域をやると、出来栄えが30点でも、十分価値提供ができるということです。

明日から取れるアクション1つ

  • 「第2章:1週間程度でできること」に書いていることを、1つだけ試してみる

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