BIZPERA(ビズペラ)-ビジネス書評はペライチで

外資系コンサルティング会社を経て、経営大学院に勤務。地元九州への隠居を細々と構想中。書評?感想?読書日記をロジカルに書いていきます。夢は大きく、「ビジネス書コンシェルジュ」になれるよう、頑張ります。

【1枚でわかる】『キングダム 最強のチームと自分をつくる』伊藤 羊一

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この本で解ける疑問は?

  • 漫画からビジネスに活きる学びを得る…本当にそんなことできるの?
  • キングダム』から学べる「リーダーに必要な要素」とは?

 

『キングダム 最強のチームと自分をつくる』って?

中国の春秋戦国時代を舞台に、秦が中華全土を統一していく物語を描いた漫画が、この『キングダム』です。

歴史で習う「秦の始皇帝」も登場します。

この『キングダム』は、私が今最もハマっている漫画でもあります。

気付いたら、うっかり睡眠不足になってしまう…それほど圧倒的な魅力を持ったこの漫画。

「いったいどこにそんな魅力があるのか?」
…この謎を、「ビジネスへの学びの観点」から紐解いたのが、今回ご紹介する『キングダム 最強のチームと自分をつくる』です。

まずは本書の「ペライチ」を見ていきましょう。

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(「ペライチ」といっても、私が個人的に気に入ったキーワードを抜き出しただけです…)

本書は、漫画『キングダム』の印象的な台詞41個から、ビジネスに活きる学びを抽出しています。

この取り組み、純粋に凄いですよね。
なぜならば、1)漫画の台詞から学びを概念化、2)概念化したものをビジネス現場に当てはめて具体化…といった「高度な思考」が求められるからです。

個人的には、本書『キングダム 最強のチームと自分をつくる』もオススメですが、
何よりもまず原作『キングダム』の1巻だけでも読んでほしい…そう強く思います。

そして、原作を読んだ後で、もう一度『キングダム 最強のチームと自分をつくる』を読んでみると、本書の凄さが痛いほどわかるはずです。

 

学び

ちなみに、私が好きな台詞は…

本書のあとがきを読むと、次のように書かれていました。

キングダム』が好きな方へ。自分で言葉を選ぶとしたら、どんな言葉が入ってくるでしょうか。登場人物の言葉から、ご自身なりに「これだ!」と思うものを、選んでみてください。そのうえで、その言葉に、仕事や人生に対する思いを乗せてみてください。(196ページ)

本書は、著者の伊藤 羊一氏の価値観に響いたメッセージで溢れています。
ですので、本書を読んでいくと、著者が普段どんな価値観や信念を大事にされているのかも透けて見えてきます。
これも、本書の面白さの一つと言えるでしょう。

そこで、私も「自分の価値観のレンズを通したときに、どの人物のどの台詞が好きか?」を改めて考えてみました。

 

まず登場人物について、

私は、王翦(おうせん)が好きです。

信や王騎のような「自ら先頭に立って、皆を鼓舞する武将」とは違い、
王翦は「何を考えているか、さっぱりわからない、謎多き武将」です。

しかし、王翦は、戦を全体観を持って捉え、敵の心情心理も深く理解した上で、「絶対に"負けない"戦略を、必ずはじき出してくれる武将」でもあります。

そんな王翦の台詞の中でも、一番好きなものがこれです。

「私は"絶対に勝つ戦"以外興味はない」

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(出典:https://www.ebookjapan.jp/ebj/content/ranking/sakuhin/132898/hitokoto.asp

王翦は「勝ち戦」を見極めることに、相当重要視しているのでしょうね。

確かに「何を考えているか、さっぱりわからない点」は、リーダーとしてマイナス要素かもしれません。
しかし、そのマイナスポイントを補って余りある、絶対的なプラス要素があります。

「彼についていけば、必ず勝てる」

これも、部下の信頼を勝ち取る一つのやり方だと思うんですよね。

 

本書を読んでみて、『キングダム』の中で好きな台詞を考えていく中で、改めて自分の価値観に気付くことができました。

  • コミュニケーションや、チームを鼓舞するのは苦手
  • だけど、戦略を描くことで、チームを導くことができる

…こんなリーダー像を目指して、これからも邁進していこうと思った次第です。

明日から取れるアクション1つ

  • キングダム』や他の漫画からも、ビジネスに活きる学びを抜き出してみる