マインドセット マインドフルネス 書評 独断MVP

【特別企画】外出できない今、向き合うべき「こもり本」3選

(出典:https://unsplash.com/photos/8i2fHtStfxk


はじめに

最近はコロナの影響もあって、中々外出しにくい、かつストレスフルな時期が続いていますね。

それに追い打ちをかけるかのごとく発表された、先日の小池知事の「外出自粛要請」。

色々な捉え方ができます。

  • 外出できないのか…せっかくの予定がキャンセルに…ムカつくなぁ
  • 誰も外出しないなら、都内はガラガラだから遊びに行っちゃおうぜ!
    あくまで「要請」なんだしさ!
  • あいまいな「外出自粛要請」なんてけしからん、リスク感度の低い若者たちもけしからん…問題提起だ~!

 

ちなみに僕はこう捉えています。

  • 思うところはあるけれど、どうぞ好きにしてください。コロナはもちろん、他者の行動も全てコントロール不可能なんだから、気にしすぎてもしょうがない
  • そんなコントロールできもしないものを気にするよりも、読書なり学びなりに集中したほうがよくないか?
  • そうだ、せっかくまとまった時間ができたんだから、家に引きこもって「内省」しよう!

…と。

「内向的な考え方だな」「矢印が自分にしか向いていない」「周りのことちゃんと見てんのか」と言われそうですね。

しかしですよ、こういうご時世だからこそ、『奴隷の哲学者エピクテトス 人生の授業』の記事でも紹介したように、「自分の裁量でどうにかなるものだけ」に意識を集中したほうがいいのでは。

ということで、「コロナによる引きこもり時間」をプラスに捉えまして、今週末に急遽読み直すことにした本3冊をご紹介します。

名付けて「こもり本」(笑)

将来を考えるなら『ザ・コーチ』


https://www.amazon.co.jp/dp/4094700129

目標設定の本を何冊か読んできましたが、今のところ、この本に勝る「目標設定本」とはまだ出会ったことがありません。

どの点が優れていると思うか。

  • 物語形式で、登場人物のおじいさんの問いかけがどれも本質的
  • 「ビジョン」「ゴール」「目的」「目標」など、誰もが混乱してるであろうキーワードをキレイに整理してくれる
  • 読み終えた後に、「さあ、自分も書き出してみよう」と思って、本当に書き出すことができる

絞って3点挙げるとすると、上述のポイントです。

特に3つ目のポイントが気に入っています。

だいたいどの本も「さあ、自分も書き出してみよう」と思った数秒後に、「で、何するんだっけ」と立ち止まって、その翌日にはキレイサッパリに忘れ去っているものです。

この本は、「キレイサッパリに忘れる」という選択をさせてくれません。

私も誤って、夜10時くらいにこの本を読んでしまった結果、目標を書き出すのを止められず、夜中まで無我夢中で目標を書き出してしまいました…

その当時書いた目標がこちら。

f:id:logichan:20190118125616p:plain

…と、すぐに書き出したくなるくらい、私たちの心に火をつけて、手まで動かしてくれる一冊です。

現在や近い将来を考えるなら『バレットジャーナル』


https://www.amazon.co.jp/dp/4478102678

目標を立てた後は、年単位、月単位、日単位でToDoに落とし込んでいく必要がありますよね。

ここで頓挫する人も多いのではないでしょうか?

例に漏れず、私も「目標に始まり、目標で終わりを迎える一人」です。

そんな方にオススメしたいのが、この『バレットジャーナル』です。

年単位から日単位まで、どうやってタスクやログを書きこんでいけばよいか、丁寧に具体的に記されています。

バレットジャーナル』の具体的な構造はこんな感じです。

f:id:logichan:20200410110922p:plain

ハードルが高いかも…と思われる方は、まず日単位の「デイリーログ」からスタートしてみてもよいと思います。

私も「デイリーログ」を書き始めたばかりです。

ちなみに、個人的にこの本の「すごいなー」と思うところは、読了後に「ちょっと高めのノートとペン」を買わせる力ですね(笑)

ペンはいつも写真に映している赤いペンを使っているのですが、ノートは思わず「LIFEのノート」を買ってしまいました。

しばらくは自粛ムードが続くと予想されるので、この機に自分専用ノートを買って、ゆっくり振り返りをしてみてもよいかもしれませんね。

過去や自分を振り返るなら『insight』


https://www.amazon.co.jp/dp/4862762700

「未来」「現在」ときたので、最後はMECEに「過去」を振り返る本も読み直します。

この本ほど「自己認識を高めるにうってつけの本」は見たことがありませんね。

すでに私も2周読んでいます。

今週末に3周目に突入する予定です。

 

「自分は何が好きで、何が得意なのか」

「相手から見て、自分はどんな人間として映っているか」

…こうした問いと真っ向から向き合うことができる本です。

具体的には、次のような構造で書かれています。

f:id:logichan:20191211132245p:plain

…と、だいぶ図解でごまかしましたが、528ページに渡って「自己認識」の手法が書かれています。

もしかすると、週末の休みはこの本1冊でお腹いっぱいになってしまうかもしれませんね。

  • この記事を書いた人

Yusuke Motoyama

外資系コンサルティング会社を経て、経営大学院に勤務。年間300冊読むなかで、絶対にオススメできる本だけを厳選して紹介します。著書『投資としての読書』。 Books&Apps(https://blog.tinect.jp/)にもたまに寄稿しています。Amazonアソシエイトプログラム参加中。 執筆など仕事のご依頼は、問い合わせフォームにてご連絡ください。

-マインドセット, マインドフルネス, 書評, 独断MVP

© 2024 BIZPERA(ビズペラ)-ビジネス書評はペライチで