BIZPERA(ビズペラ)-ビジネス書評はペライチで

外資系コンサルティング会社を経て、経営大学院に勤務。地元九州への隠居を細々と構想中。書評?感想?読書日記をロジカルに書いていきます。夢は大きく、「ビジネス書コンシェルジュ」になれるよう、頑張ります。

【1枚でわかる】『なぜ「戦略」で差がつくのか。』音部 大輔

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この本で解ける疑問は?

  • 「戦略」ってそもそも何?
  • いい目的の条件とは?
  • 資源が限られている中、どうやって市場で生き残ればいい?

 

『なぜ「戦略」で差がつくのか。』って?

「戦略ってなんですか?」

読者の皆さんは、この問いに答えることができますか?

ちなみに、僕はズバリと答えることができませんでした…
そんな悔しさから、本書『なぜ「戦略」で差がつくのか。』を手に取りました。

今回は、わかるようでわからない「戦略の正体」に迫っていきます。

 

まずは本書の「ペライチ」を見ていきましょう。

※画像をクリックすると、PDF版が開きます。

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ざっくり掻い摘むと、次のことが書かれていました。

  • 戦略とは、「目的」達成のための「資源」利用の指針である。

  • いい戦略は、目的が解釈の余地なく表現されている。さらに、資源同士を「補完」「相乗」させる組み合わせが明示されている。

  • いい戦略は、数々の効用を生む。特に、目的達成の確立を上げてくれる。また、失敗した場合も、1)被害を最小限に抑えることができる点、2)経験が学習につながることで次回の達成確率を上げることができる点も、戦略の効用である。

  • 戦略を組み立てるためには、「拡散思考と収束思考」を組み合わせる必要がある。

  • 戦略を実行するためには、戦略の透明性を上げることで、関係者の「戦略への納得感」を高める必要がある。実行中に、目的か資源に変化があったときは、戦略の変更も視野に入れる。

いかがでしたでしょうか?

本来「戦略」は公にされない(公にしたら、競争相手に対策されてしまう)ため、何かとブラックボックスになりがちです。

それゆえ、「戦略とは何か?」「いい戦略とは、どんな条件を満たしたものなのか?」が中々わかりにくい…

かといって、戦略の専門書を読んでも、何回も読み直さないと理解できない…

こんな悩みを持たれている方も、少なくないと思います。

本書『なぜ「戦略」で差がつくのか。』は、そんな悩みをあっという間に解決してくれます。
ここまで「戦略の正体」をわかりやすく語っている本は稀有でしょう。

また良書と出会えました。感謝。

 

学び

ビジネス書を「構造」で理解しておく利点

戦略の本はたくさん書店に置いてあります。
そんな中、なぜ『なぜ「戦略」で差がつくのか。』を手に取るに至ったか?

それは、以前ご紹介した音部 大輔氏の著書『マーケティングプロフェッショナルの視点』を思い出したからです。

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「赤枠の部分を、音部 大輔氏はどのように考えているのだろう?」

このように、本を「構造」として頭に入れておくと、「次にどんな本を読めばいいか?」を明確にしやすくなります。

同じ「戦略をテーマとした本」を読むにしても、思想や考え方が予めわかっている著者の本を手に取った方が、理解もスムーズです。

ただ一方で、同じ著者の思想に偏り過ぎるのもよろしくないので、次は、音部 大輔氏と全く違うバックグランドを持った著者の本を読んでみようと思います。

明日から取れるアクション1つ

  • ずっと避けてきた『孫子』を読んでみる