BIZPERA(ビズペラ)-ビジネス書評はペライチで

外資系コンサルティング会社を経て、経営大学院に勤務。地元九州への隠居を細々と構想中。書評?感想?読書日記をロジカルに書いていきます。

蓄積と偶然と転換が鍵!『ライフピボット』黒田 悠介

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この本で解ける疑問は?

  • 戦略的な転職と無謀な転職の違いは?
  • 人生100年時代のキャリア戦略は?

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『ライフピボット』とは

これまで「市場価値を上げるための方法」や「年収を1000万にするためのキャリア論」が書かれた本を紹介してきました。

また、「好きなことの見つけ方」「生きていくにあたり、大切にしたい価値観の見つけ方」を語った本も紹介してきました。

しかし、「自分の好きなことに忠実に生きていくための具体的な方法論」を語った本は見つけることができずにいました。

…それが、やっと見つかりました。

その名も『ライフピボット』。

1月に予約していた本がやっと届いたので、早速レビューしてみます。

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※★の基準は以下の通りです。
★★★★★:満足
★★★★:やや満足
★★★:普通
★★:やや不満
★:不満

わかりやすさ

「わかりやすさ」については、以下2つの観点で評価していきます。

  1. 本の内容が「体系的」に分解・整理されているか?
  2. 中学生や高校生でもわかる表現で書かれているか?

詳しく見ていきましょう。

本の内容が「体系的」に分解・整理されているか?

これは文句なしの★×5です。

ライフピボットの考え方、ピボットに必要なものの蓄積の仕方、蓄積するうえでの原理原則…などが体系的に整理されています。

目次を読むだけで、筆者が伝えたい概念の全体像がわかる…そんな素晴らしい構成でした。

中学生や高校生でもわかる表現で書かれているか?

これも★×5です。

どの年代でもスラスラ読み進めることができると思います。

そう言うと「いやいや、若者向きの本でしょ?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。

しかしこの本、表紙に「いつだってやり直せる」と書いてあるだけあって、若者以外も納得の内容です。

むしろ、経験や武器が多い中堅の方々の方が、ライフピボットの選択肢が多く描けるのでは…とも思えるコンテンツでした。

深さ

「深さ」については、元コンサルっぽく「So what?」「Why so?」「How?」と問いかけながらレビューしてみます。

具体的には、以下の3つの観点で見ていきます。

  1. 他の本に無いような「あっと驚く洞察」がなされているか?(So what?)
  2. 主張の論拠は十分か?ツッコミどころが多すぎないか?(Why so?)
  3. 明日からすぐ実践できるほど具体的な内容か?(How?)
他の本に無いような「あっと驚く洞察」がなされているか?

本書以外にも「キャリアでは、ピボットの考え方が大事」と書いてある本はそこそこあります。

しかし「ピボットの具体的な考え方や方法論」まで踏み込んで書いてある本は、この本が初めてではないでしょうか。

筆者が試行錯誤しながらピボットを実践されてこられた成果が、ギュッとつまった一冊でした。

主張の論拠は十分か?ツッコミどころが多すぎないか?

古くからのキャリア理論(計画的偶然性理論など)を現代風にアレンジしながら主張が展開されているので、非常に納得度が高いです。

欲を言えば、定量的なデータがもっと示されていると、もっと説得力が増したかもしれません。

ただ、これ以上説得力が増すと、頷きすぎて首が取れてしまいそうなので、このままの内容でもいいのかもしれません(笑)

明日からすぐ実践できるほど具体的な内容か?

「ライフピボットに必要な6つのアクション」が非常に具体的に書かれています。

また、書かれいてるアクションも決してありきたりではなく、オンラインサロンなどの現代的なツールの使い方も記されています。

私自身「オンラインサロンやコミュニティがどういうものかわからず、イマイチ動き出せなかったタイプ」だったので、本書には勇気づけられました。

学び

本書で学んだことを自分なりに整理したのが以下の図です。

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本書に書かれていた通り、自分らしいキャリアは「蓄積→偶然→ピボット」のループで作り上げられます。

まず、蓄積すべきものは何かというと「スキル」「ネットワーク」「自己理解」だそうです。

  • スキルについては、どのキャリアにもピボットできるよう「インプット力」「スループット力」「アウトプット力」を鍛える必要があると考えます。
    インプット力とは、クイックかつ正確に物事を読み取る能力や、相手の意見に耳を傾けてヒアリングする能力のことです。
  • スループット力とは、早く広く深く思考する能力のことです。
  • アウトプット力とは、書く力や話す力のことです。

次に、蓄積したものを使ってピボットするフェーズ。これは、本書で紹介されていたフレームワークに、私自身の経験を当てはめて考えてみました。

  • 現在蓄積しているものは、CRMの知見、MBAの学び、書評ブログを書き殴って手に入れた知識とスキル、コンサルタント経験、投資への興味などがあります。
  • 1つ目のピボットの方向は「DXコンサル」です。前職のコンサル時代のスキルを活用しながら、CRMの知見をもっと広げるチャレンジをしていく、という選択肢です。
  • 2つ目のピボットの方向は「アカデミック領域・研究者」です。元々、物事を突き詰めて考えて構造化・体系化すること自体が大好きなのと、MBAの学びが活かせると考え、この選択肢をあげてみました。
  • 3つ目のピボットの方向は「アメリカ株・企業研究ブロガー」です。投資への興味をモチベーションに、コンサル時代に培った構造化力やリサーチ力、MBAの学び、ブログの知識を転用できます。そう考えて始めたブログがこちらです(笑)

早速本書の学びを活かすことができているので、この本からは十分すぎるリターンをすでに得ることができた気がします。

皆さんにも心からオススメしたい一冊です。

 


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