BIZPERA(ビズペラ)-ビジネス書評はペライチで

外資系コンサルティング会社を経て、経営大学院に勤務。地元九州への隠居を細々と構想中。書評?感想?読書日記をロジカルに書いていきます。夢は大きく、「ビジネス書コンシェルジュ」になれるよう、頑張ります。

学び方を学ぶ!『27歳からのMBA グロービス流ビジネス勉強力』グロービス

この本で解ける疑問は?

  • 忙しくて学ぶ時間がない人はどうすれば?
  • ビジネス書を読もうと思っても、読書が続かないのはなぜ?
  • 「わかる」から「できる」状態にするためには?

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『27歳からのMBA グロービス流ビジネス勉強力』って?

きっかけは「自分は正しい学び方をしているのか?」「正しい学び方ができていないことで、時間をムダにしていないか?」という不安から、本ビジネス書と出会うことに。

そこに書かれていた「正しい学び方」とは…

-Why-なぜ書かれたのか?

本書に込められた想いは、下記のように綴られていました。

世の中には、「何を学ぶべきか」については、たくさんの書籍が存在しています。しかし、「どのように学ぶべきか」について、簡潔に書かれた書籍は非常に少なく、ビジネスパーソンの皆さんに、広く「学ぶ技術」をお伝えすべきだという思いから執筆しました。(3ページ)

たしかに、「歴史を学べ」「会計を学べ」「この本を読め」「あの人が作った資料を読んでみろ」と、ありがたいことに学ぶ対象は山のように存在します。

ただし、「学ぶべきもの」と言われているものを手当たり次第学ぶには、一生という時間はあまりにも短すぎます。

本書は、その「学ぶべきもの」をちゃんと学ぶための「学び方」を教える目的で書かれています。

では、その「学び方」とは、いったいなんなのでしょうか?

-What-なにをすべきか?

筆者は経営大学院の方々ということもあり、約8万人のビジネスパーソンと接していく中で見つけた「学び方のコツ57個(=原則)」を体系立てて提示してくれます。

まず、目次を見てみますと、次のような流れの中で、コツが紹介されています。

CHAPTER1:「学びのサイクル」の全体像

CHAPTER2:インプットする

CHAPTER3:次のために振り返る

CHAPTER4:アウトプットする

CHAPTER5:フィードバックを受ける

すごくわかりやすい構成です。
最初に全体像を示し、そのあとで部分部分の説明に入っていく
「全体→部分」
「概要→詳細」
…という美しいストーリーで展開されていますので、学び方をあっという間に「理解する」ことができます。

 

ただ、「理解する=わかる」で終わってはいけません。
ちゃんと、「わかる→できる」にしないといけない。

そこで、私も「できる」状態になりたかったので、本書の内容を腹落ちさせるためにも、私なりに図1のように整理してみました。

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図1(19ページをはじめとした本書の説明をベースに作成)

図1は、CHAPTER1:「学びのサイクル」の全体像を少し加工し、まず自分が実践したいコツ(=原則)を抜粋してメモに残したものです。

「学びのコツ57個(=原則)」はいずれも、「わかるのは簡単だけど、できる状態にするには努力が必要」なものです。

そこで、「自分がまだできていないこと」かつ「自分がすぐにできそうなもの」から始めたいと思い、コツ(=原則)を抜粋した図に仕上げてみました。

自分なりに図に整理し直すと、理解も早くなりますね。

-How-どのようにすべきか?

ここでは、図1の「フィードバックを受ける」に結びついている原則49:「アウトプットのレベルをギリギリまで高める」に着目してみます。

よく色々な本で、「未完成でもいいから、早いタイミングでフィードバックを仰げ」という類の記述を見かけますよね。

しかし、そこにはある注意点があったのです。
筆者は次のように述べています。

たとえば「できるだけ手間をかけずに、素早く相手のフィードバックをもらおう」と思って、30点くらいのレベルで相手にぶつけるような人を見かけます。(166ページ)

(中略)

しかし、アウトプットが30点のレベルであれば、せいぜい40点レベルのフィードバックしか返すことはできません。たとえフィードバックする側の能力が100点レベルのフィードバックができるとしても、30点の作品であればおそらくは40点レベルのコメントしか返さないものです。(167ページ)

この「できるだけ手間をかけずに」という部分が問題です。
続きを読んでみると、次のように書かれています。

同じ30点であっても、「適当に3割程度の力でよい」ということではありません。意図的に期限を短く設定するかどうかの違いであり、アウトプットをギリギリまで高めるということは変わらないということです。(168ページ)

ですので、「手抜き」は絶対にNG

その前提で、

  • 早め早めの期限を設定し、
  • その短め期限で出せる最大のクオリティに仕上げ、
  • フィードバックを頂く

…という行動が重要といえます。

 

とまあ、このように、1つの原則だけでこんなに多くの学びがございます。
残り56個の原則を知りたい方は、是非読んでみてください。

 

学び

本書を通して、次の2点の学びを得ました。

  1. ブログでのアウトプットの効果は絶大
  2. フィードバックは「憎しみ」ではなく「愛」である

1. ブログでのアウトプットの効果は絶大

元々ビジネス書を読むのは大好きな私ですが、本を読んだだけで満足していた自分がいました。
ですので、「この本ってどんな本?何が書かれてんの?」と聞かれたときに、言葉に詰まってしまうことも多く…

 

ところが、本ブログを書くようになって、大きく変わったことが2つあります。

第一に、アウトプットを前提にビジネス書を読むようになった点です。

ブログでアウトプットをしないといけないので、
「この本が書かれた目的や想いは何だ?」
「何を、どのようにすべきと書いてある?」
「本の内容を体系的に整理して伝えるためには、どういう切り口でまとめてほうがいい?」
…と、ブログの記事を前提に読書をするようになりました。

 

第二に、読んだ本全て、内容を語れるようになった点です。

先に述べたように、ビジネス書を読んだ後は、考えて整理したうえで、記事にアウトプットしています。
この「アウトプット」というひと手間を加えるだけで、不思議と、読んだ本についてスラスラ語れるようになりました。

なぜこのような絶大な効果があるか?の説明は、脳科学か何かの専門書に譲りますが、効果が実感できたのは事実です。

2. フィードバックは「憎しみ」ではなく「愛」である

フィードバックというキーワードを聞くと、皆様はどのようなイメージが浮かびますか?

「指摘を受けて、また修正しないといけなくなる、残業のタネでしょ?」
…とここまで思う人はいないと信じたいですが、「マイナスの印象」を抱いた方は少なからずいらっしゃるかと思います。

  • しかし、このフィードバック無くしては、本書でいう「学びのサイクル」は完成しません。
    学びの効果を最大化させる鍵
    なわけです。

  • それにフィードバックをもらうということは、その前提として、相手に貴重な時間を割いてもらう必要があります。

  • ですので、いっそ「フィードバックは贈り物であり、愛である」と意識することから始めてはいかがでしょう?

私も、この「フィードバックをもらうこと」が当面の課題でした。
しかし、フィードバックに対する意識を「憎しみ→愛」に変えただけで、だいぶ行動が変わりました。

明日から取れるアクション1つ

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