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【書評】『人生が変わる最高の呼吸法』パトリック・マキューン

この本で解ける疑問は?

  • 健康法やダイエットで、金も労力もかからない簡単な方法は?
  • 人生100年時代、今からできることは何だろう?
  • 最近疲れやすいし、息切れするのはなんで?

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『人生が変わる最高の呼吸法』って?

今回はいきなり最初に、「本書の全容」を示したいと思います。図1をご覧ください。

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図1

要は、

  • 数週間のうちに健康状態がよくなり、体力がつき、運動パフォーマンスが向上するには?…という課題に対し

  • 鼻呼吸に専念し、呼吸量を「減らす」べき…という方向性を示した上で

  • 体内酸素テスト(BOLT)のスコア別に必要なエクササイズを行う…という具体策を提言した本

…というわけです。詳しく見てみましょう。

-Why-なぜ書かれたのか?

本書の表紙に一言、シンプルに「目的」が書かれていました。

本書の目的は、本来の正しい呼吸法を身につけて、一生続く健康を手に入れてもらうことだ。

本書で紹介している知識を身につけ、エクササイズを実際に行えば、数週間のうちに、健康状態がよくなり、体力がつき、運動パフォーマンスも向上するだろう。

あなたが運動には縁がない普通の人でも、必ず効果があると約束できる。

少ない努力で、大きな結果を出すことができるのだ。(表紙)

なるほど、どうやら今回のキーワードは「呼吸法」です。
この「呼吸法」によって、少ない努力で大きな成果を見込めると。
…本当でしょうか?

-What-なにをすべきか?

本書でいう「なにをすべきか?」にあたるメインメッセージ(結論)と、それを支えるサブメッセージ(根拠)を図2に整理してみました。

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図2(目次をもとに整理したもの)

鼻呼吸に専念し、呼吸量を「減らす」べき

これが本書で一番伝えたいメッセージだと私は理解しました。

そして、その根拠として、

  • 簡単にダイエットできる
  • 疲れない体をつくる
  • 心臓を強化できる
  • 喘息を治せる
  • 顔が正常に発達する

…という5点が挙げられています。
本書を詳しく読んでみると、これら5つが、ボリューミーな事例・数値・研究によって支えられています。

では、鼻呼吸に専念し、呼吸量を「減らす」べきということがわかったとして、具体的にどのように実践すればよいのでしょうか?

-How-どのようにすべきか?

本書でいう具体的な方法論についても、図3のように整理してみました。

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図3(81ページをもとに整理したもの)

どうやら、呼吸のレベルによって、やるべきエクササイズが異なるようです。

まず、図2にある「体内酸素テスト(BOLT)」というのは、自分の呼吸レベルを示すものです。
具体的には、「軽く呼吸する中で、苦しくない程度に何秒息を止めることができるか」をテストします。
このテストで「何秒息を止めることができたか?」がBOLTスコアとなり、このスコアに応じて、実施すべきエクササイズを教えてくれます。

(ちなみに私は32秒でした)

例えば、一番初歩的な「呼吸回復エクササイズ」は、次の手順で実施します。

  1. 鼻から普通に息を吐く
  2. 息を止めて鼻をつまみ、そのまま2秒から5秒息を止める
  3. 10秒間、鼻で普通に呼吸する
  4. 以上の3つのステップを繰り返す(141ページ)

ポイントは「呼吸量を減らすこと」です。

このポイントをマスターし、健康になるためにも、まずは自分のBOLTスコアを知り、自分に合ったエクササイズを実施してみることをおすすめします。

 

学び

本書では次の学びを得ることができました。

小さく始めて小さく拡げる

これは、成長が止まっているそこのあなたへ!『初速思考』金田 博之で述べた「1行日記」も同じことがいえますが、学びを実践するにあたって「小さく始めること」が重要なキーワードだと思います。

  • 「小さく始める」と、「あ、これなら、毎日やれるかも」と自信が芽生えてきます。

  • その後しばらくして成果が出始めると、さらに自信がつき、「もう少し多めに頑張ってみよう」とやる気になります

要は、こういう「小さくやる→小さく成功する→小さく拡げる」の方が、ハードルも低いし、失敗したときの損失も小さいし、ちょっとずつ自己肯定感も高まる。

これと対極にあるのが、「最初から気合を入れて全部やろうとして、計画立てただけで終わってしまうケース」でしょう。
(もちろんこれは、学生時代のテスト勉強での私の失敗談です)

 

今回の『人生が変わる最高の呼吸法』もそうです。
全部のエクササイズをやろうとせず、1つずつ、自分の生活リズムに合ったものを、3日続けてみる…くらいの感覚でいいんだと思います。

私も少しずつ、この呼吸法をマスターしてみようと思います。

明日から取れるアクション1つ

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  • この記事を書いた人

Yusuke Motoyama

外資系コンサルティング会社を経て、経営大学院に勤務。年間300冊読むなかで、絶対にオススメできる本だけを厳選して紹介します。著書『投資としての読書』。 Books&Apps(https://blog.tinect.jp/)にもたまに寄稿しています。Amazonアソシエイトプログラム参加中。 執筆など仕事のご依頼は、問い合わせフォームにてご連絡ください。

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