BIZPERA(ビズペラ)-ビジネス書評はペライチで

外資系コンサルティング会社に勤務。ホワイトでスマートに働くコンサルを目指していたが、最近は激務。地元九州への隠居を細々と構想中。書評?感想?読書日記をロジカルに書いていきます。夢は大きく、「ビジネス書コンシェルジュ」になれるよう、頑張ります。

「なぜしたいか?」を攻略!現役コンサルによる就活の論点設定-第3回-

前回に引き続き、就活の論点「第3回」を書いて参ります。

今回の論点は「なぜやりたいか?」です。

★就活の攻略法を丸ごと知りたい方はこちら★

【保存版】就活の論点-攻略法総まとめ-(全10記事+図解で解説) -

 

前回の振り返り

  • 就活を通して答えるべき論点は全部で5つに集約される
  • その中でも、まず最初に「なぜしたいか?」という論点と向きあい、自分の原動力を突き止めた方がよい

前回の話が気になる方は、こちらをご覧ください。

「就活で答えるべき問いと解く順番」を知る!現役コンサルによる就活の論点設定-第2回-

今回の解いていく論点

赤字の論点を解いてまいります。

  • なんのために就活をやるのか(Why編)…第1回
  • 就活において答えを出すべき論点はなにか(What編)
    • 5つの論点と解く順番…第2回
    • 「なぜしたいのか?」の解き方…第3回
    • 「なぜあなたを採用しないといけないのか?(=強みは?)」の解き方…第4回
    • 「なにをしたいのか?」の解き方…第5回
    • 「なぜこの業界か?」「なぜこの企業か?」の解き方…第6回
  • 得た答えを使った試合運び(How編)
    • 最小限の情報収集の術…第7回
    • 企業への発表~志望動機~…第8回
    • 企業への発表~自己PR~…第9回
    • 企業への発表~面接~…第10回

論点:なぜしたいのか?の解き方

この論点を通して明らかにしたいのは、自分にとっての「原動力」です。

「原動力」とは

  • 自分が徹底的に、時間を忘れてでも動きたいと思えるきっかけのこと
  • 自分のゴール・夢の源泉であり、その人の軸となる部分

…を指します。

では、「原動力」を突き止めるためには、どうすればいいのか?

それは、自分にとっての「原体験=幼少期の衝撃的な経験」を思い返すことが近道です。

原体験の深堀り

原体験の深堀り方法については、図1をご覧ください。

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図1

まず、「これまでで最も嬉しかったことは何か?」というテーマを考えてみます。

私の場合は、ネパールの教師が志していた国語カリキュラム改革のサポートを全力で頑張った結果、その教師に「ありがとう」と言われたのが嬉しかった。

なぜかというと、「頑張っている人の志の実現」に貢献できたからです。

そこから、さらに「なぜ?」と深掘っていきます。
すると、「衝撃的に辛い思いをした経験」に辿りつくことがあります。
それを「原体験」と呼んでいます。

やはり、幼少期に体感した「衝撃的に辛い思い」というのは、トラウマになり、「二度と同じ思いをしないために、必死に頑張る」と思います。

そして、何とか「衝撃的に辛い思い」を突破したときの経験や、その瞬間に抱いた感情が「何ともいえない喜び」に置き換わります。

この「衝撃的に辛い思い」から置き換わった「何ともいえない喜び」こそが、原動力なのだと私は思います。

 

私の場合は、高校時代の部活動でケガを負い、試合に出ることができなくなったときに、「自分は、この環境で必要とされていないのでは?」と強くショックを受けました。
私にとっては「誰からも必要とされていないのでは?」という感覚が何よりもトラウマなので、何とか突破口を見つけようと必死になりました。

そんなある日、たまたま、部員にアドバイスを求められたり、練習の手伝いを頼まれることがありました。
そのときに、「あ、試合に出れなくても、やれることはある」「部員のサポートをしよう」と思い、アシスタント的な役回りに注力しました。
その結果、部員から感謝されたときの喜びが、原体験として今も強く心の中に残っています。

 

原動力の言語化

とまあ、恥ずかしくも、つらつらと原体験を深掘っていきましたが、原体験が判明して満足してはいけません。

次に、その原体験から「原動力」を言語化する必要があります。

私は、この高校時代の体験から、「頑張る人の手助けをすること」に強い喜びを感じることに気づきました。

ですので、ちょっとかっこつけて「志を持つ人のサポートがしたい」という言い回しに変換してみました。
これを原動力として、就活のときは説明していました。

余談ですが、現在は、お偉いコンサルの方の言葉をお借りして、「志の実現に向けて、半歩先を照らすお手伝いがしたい」なんて言い回しにしています。
これくらい大げさな表現の方が、良くも悪くも、聞き手の印象に残るからです。

以上の「原動力」を材料にして、「なぜしたいか?」という問いに答え直すと図2のようになります。

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図2

…とまあ、約1,000字程度で簡単に述べましたが、実際は、この原動力や原体験の特定が一番やっかいで時間がかかりました。

この作業に時間がかかってしまう理由は2つあります。

  • 原動力とは「無意識に働くもの」なので、「無意識を有意識化する」というめちゃくちゃな作業に取り組まないといけないから。
  • そもそも、幼少期のネガティブな経験やその当時の感情は思い返したくないものだから。

ですので、この論点は、家族や信頼できる友人といった「壁打ち相手」の協力を得ながら、根気強く解いていくことをおすすめします。

「壁打ち相手」がいることで、1人のときよりも、ずっと広く深く早く、思考が進むからです。

まとめ

  • まず、「なぜしたいのか?」を解くためには、「原動力」を特定する必要がある
  • 次に、「原動力」の特定には、「原体験=幼少期の衝撃的な経験」を思い返す必要がある
  • 最後に、原体験から原動力を言語化する必要がある

次回は、自分の強みを特定する方法をご紹介し、「なぜあなたを採用しないといけないのか?」という論点にチャレンジしてみます。

「なぜあなたを採用しないといけないのか?(=強みは?)」を攻略!現役コンサルによる就活の論点設定-第4回-