BIZPERA(ビズペラ)-ビジネス書評はペライチで

外資系コンサルティング会社を経て、経営大学院に勤務。地元九州への隠居を細々と構想中。書評?感想?読書日記をロジカルに書いていきます。夢は大きく、「ビジネス書コンシェルジュ」になれるよう、頑張ります。

ビジネス書ペライチをひたすら鑑賞する会(2019年2月の部)

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(出典:https://unsplash.com/photos/urTt1eK23d8

タイトルの通り、先月作ったペライチを鑑賞し、反省していく記事です。

完全に個人的な趣味の世界です。

本記事が、「もっと読んでみたい」という本に出会う場になりますと幸いです。

 

年功序列って本当にダメ?『「いい会社」ってどんな会社ですか? 社員の幸せについて語り合おう』塚越 寛

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このビジネス書は「年功序列」「終身雇用」にも合理的な側面があることを説いた本です。
「間違った常識」から解放してくれる良書でした。

この本では、「いい会社の要点」が色々と紹介されていましたので、思い切って「人材マネジメントのフレームワーク」で、「ペライチ」に整理しました。

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「人材マネジメントのフレームワーク」を使ったことで、「他の会社にも応用しやすい形で体系化できた」のは良かったと思います。

しかし一方で、「人材マネジメント」に狭めてしまったのが反省点です。
もっと別の観点で、「経営理念周り」や、「いい会社を取り巻く、内部/外部環境」を見抜いて整理できたら格好良かったな、と思います。

学び方を学ぶ!『27歳からのMBA グロービス流ビジネス勉強力』グロービス

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このビジネス書は、「ビジネスにおける学び方を体系化」した本です。
これ以上ないくらい、わかりやすく表現されており、「すぐに実践できるレベルで表現されている点」が素晴らしい良書です。

本書で述べられた学び方のプロセスに沿って、「ペライチ」に整理しました。

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一連の「プロセス」に沿って表現することで、「読んだ後の実践のしやすさ」を追求した点は評価できます。

ただ今回は、本書がわかりやすく体系化されていたこともあって、「割と簡単に」このペライチを作ることができました。

難解な本でも、このように「シンプルに体系化」できる実力をつけたい次第です。

 

そのマネジメントは人を疲弊させる?『1on1マネジメント』松丘 啓司

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このビジネス書は、これから求められる「新しいマネジメントの在り方=1on1マネジメント」がわかる本です。

「なぜ今、1on1マネジメントが求められているのか?」という背景から、「どうやって1on1マネジメントを実践していくか」という方法論までを、「ペライチ」に整理しました。

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紙1枚で「Why So?」と「So how?」に答える形で、論点を起点に整理できた点は良かったです。

どんな本も、困ったときは、「論点を起点」にすれば上手く整理できます。
その再現性をもっと高めて行きたいですね。

その資産運用、騙されてませんか?『臆病者のための億万長者入門』橘 玲

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このビジネス書は、手堅く合理的に億万長者を狙う方法を伝授してくれます。

ただ、一般的なビジネス書と異なり、何らかのフレームに沿って「体系化されていない」点が厄介でした。

ですので、半ば無理やり「ペライチ」に整理しました。

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体系化されていない本の「中心となるロジック」を読み解き、図示できた点は良かったと思います。

しかし、「MECEか?」と言われると、「…」といった感じです。

どんな本に対しても、「MECEに捉えるためには、どんな切り口がふさわしいか」「MECEに捉えられないならば、どの要素が抜けていて、どう補うべきか」まで踏み込めるようになる。
これが次のステップですね。

 

大企業ではイノベーションが起きない?『天才を殺す凡人』北野 唯我

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このビジネス書は、大企業でイノベーションが起きないロジックについて、天才、秀才、凡人という3つの要素を用いてシンプルに解き明かしている本です。

そのロジックが、「なぜ凡人は天才を殺すのか?」という問いを起点にしていたので、この問いを中心に「ペライチ」に整理しました。

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このように、「1つの大論点」から本書の全体像を説明する、というチャレンジに成功した点は良かったと思います。

一方で、この「ペライチ」には、他にも紹介したかったポイントがいくつか漏れてしまいました。この点は、反省点です。

さよなら、おっさん『劣化するオッサン社会の処方箋』山口 周

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このビジネス書は、「オッサン社会が形作られてきたロジック」を紐解いた本です。

先ほどの『天才を殺す凡人』同様に、「劣化したオッサン社会が、なぜ形成されたか」という問いを起点に「ペライチ」を整理しました。

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個人的には、結構難易度が高いテーマでした。

ごちゃごちゃしているので、もっとシンプルに整理する余地もあるかもしれませんね。

 

ペライチを作ると思わぬ発見が…

最後に、おまけです。

ペライチ」では、扱うビジネス書のロジックを紐解き、図示します。

そうすると、ちょっとした発見を得ることができます。
(頭がいい人は、本を読んだだけで発見できるのでしょうが…)

例えば、『天才を殺す凡人』と『劣化するオッサン社会の処方箋』の間には、ある共通するロジックが抽出できます。

それを示したのが次の図です。

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オレンジ枠と青枠で囲っている部分が、共通部分です。

こうして「ペライチ」を並べて、「凡才」=「オッサン」と置き換えて読んでみてください。

「大企業でイノベーションが起きないのは、オッサンのせいである」というロジックが浮かび上がってきます。

実はこの両書は、部分的に同じことを言っていたのです。

まとめ

以上のように、ビジネス書の「ロジック」を身につけておくことで、新しいものの見方=フレームワークを手に入れることができます。

フレームワーク化しておくと、世の中の事象をより深く洞察できるようになります。

そして、「ペライチ」に整理する習慣を持つと、スムーズにフレームワーク化することが可能になります。

ペライチ」に関心を持たれた方は、こちらの記事も是非ご覧ください。