大変ありがたいことに、最近はたくさんの読者の方に本ブログを閲覧いただいています。
そこで、次の2点の目的のもと、改めて「読者の皆様への5つの約束」を宣言させていただければと思います。
- 初めて閲覧いただいた方に向けて、「本ブログが読者の皆様へ提供する価値」をお伝えする
- 読者の皆様への約束事を宣言することで、私自身の気をより一層引き締めること
- 約束1.「オンライン上で、立ち読み感覚で」読みたい本を探せます
- 約束2.「紙1枚で」本の概要が掴めます
- 約束3.「品質が保証された要約」をお読みいただけます
- 約束4.「ビジネスの基礎体力」を総合的に鍛えられます
- 約束5.「選りすぐり良書情報」だけが手に入ります
まずは、5つの約束をお示しします。
順にご説明します。
約束1.「オンライン上で、立ち読み感覚で」読みたい本を探せます
問題意識:本を買う決断をもっとスムーズにできないか?
本ブログを書こうと決心したのは、こんな想いからです。
例えば、本を選ぶときに、このような不便さがあるかと思います。
- 本を買うときは、「自分の糧になることが書かれている本か」をじっくり吟味したい。しかし、Amazonや楽天だと、本の中身まではわからないから、たまに「ハズレ本」を引いてしまう。
- かといって、本の中身を確かめるために、わざわざ書店に足を運ぶのも面倒くさい。
こんな皆様のモヤモヤ感を少しでも解消すべく、約1年前に本ブログの執筆を開始しました。
書店にもECサイトにも真似できない価値の追求
では、具体的にどんな提供価値を皆様にお届けできるか?
こちらの図をご覧ください。
まず、デジタル媒体とすることで、書店に足を運ばずとも「いつでも、どこでも」本を買うことができます。
しかし、これだけだとAmazonや楽天といったECサイトと全く変わりませんね。
そこで、「本を買う決断に必要な材料」をブログ上に揃えました。
「書店で立ち読みしながら手に入る情報」の分量を意識しています。
これらの要素を掛け合わせることで、「書店にもECサイトにも真似できない価値」を目指しています。
「約束1」について気になった方は、こちらもご覧ください
「本を買う決断をスムーズに」~このブログの存在意義を定義してみた~ - BIZPERA(ビズペラ)-ビジネス書評はペライチで
約束2.「紙1枚で」本の概要が掴めます
しかしながら、この「書店に立ち読みしながら手に入る情報」の塩梅が実に難しい。
情報が多すぎると、「立ち読みのような気軽さ」が無くなります。
かといって簡素すぎると、「やっぱりAmazonでいいのでは?」となってしまいます。
「埋没コスト」を生みたくない
そこで、こだわったのが「ペライチ」です。
「ビジネス書を紙1枚に要約したもの=ペライチ」と呼んでいます。
なぜ「ペライチ」に固執するのか?
それは「日々の意思決定に使える情報は、せいぜいA4用紙1枚程度」だからです。
誰もが、仕事や趣味や家庭で忙しい中、貴重な時間を振り絞って「ビジネス書選び」をしているかと思います。
そんなときに
- 情報量が少なすぎて決められない。もしくは、情報量が多すぎて逆に決められない
- 時間をかけて選んで、時間をかけて読んだけど、ハズレ本だった
…こんな「埋没コスト」を積もらせていくのは勿体ないですよね。
「ペライチ」はトヨタも活用している合理的なツール
実はこれ、経営層も同じなんです。
経営層の方々は日々、膨大な量、かつ重大な意思決定が求められます。
その意思決定の試行錯誤の末生み出されたのが、「A4用紙1枚のペライチ」です。
かの有名企業「トヨタ」が、「ペライチ」を使って日々意思決定を繰り返しているわけです。
トヨタ出身の方に聞いた話ですが、「ペライチ」や文章へのこだわりが半端じゃない。
「あらゆる議案に対して、3秒で意思決定する」と、確固たる意識をもって会議が行われているそうです。
3秒で意思決定するためには、「読んで分かるレベル」ではダメで、「見てわかるレベル」までわかりやすく表現しなければならない。
それくらい思考投入された「ペライチ」を当たり前に作っていける企業だからこそ、トヨタは長年リーディングカンパニーとして日本を牽引しているのでしょう。
ここに「ペライチ」の魅力を感じました。
以上の理由から、「ペライチ」にとことんこだわっています。
「約束2」について気になった方は、こちらもご覧ください
約束3.「品質が保証された要約」をお読みいただけます
要約に関する「勘違い」
ここまでの流れで、こんな疑問を抱いた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
「ペライチなんだから、内容も"ペラペラ"の"スカスカ"なんじゃないの?」と。
この疑問は至極当然だと思います。
なぜならば、世の中には「"ペラペラ"で"スカスカ"の要約もどき」が数多く出回っているからです。
そこでビズペラは、この「要約もどき」と「真の要約」の違いを徹底的に科学いたしました。
この違いを述べるためには、まず前提として「要約とは何なのか?」を定義しなくてはなりません。
要約とは「要点」を「約」すること
要約を分解すると、「要約=要点×約する」と表すことができます。
よく世に出回っている「要約もどき」は、得てして、この「要点」がスッポリと抜けています。
ここでハッキリと断じておきます。
- 要約=文章を短くすること
- 要約=文章を抜き出すこと
…この考え方は間違いです。「要点」が軽視され、文章を「約」することばかりに目が行っているからです。
ビズペラが皆様にお届けしたい「要約」
上述の問題意識から、私はとくに「要点」を押さえることを最重要視しています。
「約する」のは二の次です。
まずは何事も「要点」を起点に考えています。
では「要点を起点に考える」とはどういうことか?
それは、「要点=問い×答え×根拠」と分解してから、要約を組み立てていく考え方を指します。
- 問い=筆者が一番白黒つけたいと思っている論点
- 答え=論点に対する結論
- 根拠=結論に至った思考プロセス・枠組み
これら3要素を特定できなければ、「要点」を押さえきれない。
したがって「要約」も成り立たない。
ビジネススクールの教授の方々や、コンサル時代の友人と議論を繰り返して辿り着いた「こだわり」ですので、「品質が保証された要約」と表現しています。
「約束3」について気になった方は、こちらもご覧ください
約束4.「ビジネスの基礎体力」を総合的に鍛えられます
次は、そもそもの「ビジネス書を読む目的」に立ち返ってみます。
一言で答えるならば、「能力開発のため」でしょう。
しかし一方で、「どういった方向感で能力開発をするのか?」「具体的にどんなスキルを鍛えるのか?」といった論点を考え抜くのは骨が折れます。
そこで、「能力開発の方向感」を少しでもお示しできればと、「ビジネス書カテゴリーマップ」を用意しております。
こちらの図をご覧ください。
本ブログでは、あらゆるビジネスパーソンに求められる「基礎体力」を次のように分解しました。
ビジネスの基礎体力=マインドセット×スキルセット×ナレッジセット
なぜ「足し算(+)」ではなく「掛け算(×)」なのか?
それは、どれか1つでも欠落してしまうと、仕事の価値がゼロになってしまうからです。
例えば、やる気だけは誰にも負けない(=マインドセットが強い)と言っていても、情報を読み解き、自分の頭で考えて、わかりやすく伝達できない(スキルセットが弱い)人に、仕事を任せるのは不安ですよね。
あるいは、地頭がすごく良い(スキルセットが強い)人でも、専門知識を全く持っていなければ(ナレッジセットが弱い)、ミーティングや商談で話についていけず、困ってしまいます。
もしくは、頭も良くて物知りでも、自分のキャリアを考えることができず、体調を管理できない。そして、日々仕事と向き合う心構えもよくわかっていない。このような「マインドセット」が欠けている状態だと、仕事は成立しません。
以上の「マインドセット」「スキルセット」「ナレッジセット」をさらに細分化して、カテゴリー別に分類しています。
- どんなカテゴリーの本があるのか?
- 自分はどんなカテゴリーの本に興味があるのか?
…など気になった方は、画面下の「メニュー」ボタン押していただいて、「ビジネス書カテゴリーマップ」や「マインドセット」「スキルセット」「ナレッジセット」のボタンを押してみてください。
各カテゴリーのビジネス書を探すことができます。
もちろん、このカテゴリー分けは、まだまだ発展途上です。
より「MECE(漏れなくダブりない)」な切り口が見つかるかもしれませんし、こういったカテゴリーわけが全く意味をなさないくらいマクロ環境が激変するかもしれません。
常に進化を続けていきますので、リクエストや気になる点などございましたら、いつでもコメント・ご連絡いただければと思います。
「約束3」について気になった方は、こちらもご覧ください
約束5.「選りすぐり良書情報」だけが手に入ります
最後に、「どんな基準で本を選んでいるのか?」をお伝えします。
これは、自身があります。
なんせ、今年だけでも500冊立ち読みして、200冊購入して読んでみて、150冊要約しながら、試行錯誤の末に発見した軸ですから。
(だいぶ遠回りしていますが・・・)
結論を申し上げると「わかりやすくて、深い本」を選んでいます。
なんだか「肩透かしを食らった」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんね。
ですが、ご安心ください。
ここから詳しくご説明します。
わかりやすい=読み手が「分けて」理解しやすい
まず第一の軸「わかりやすさ」はこのおうに定義しています。
読み手が「分けて」理解しやすいかどうか。
言葉の通り、わかるは「分かる」と書きますよね。
人は、自分が直面している事象を「分解」して理解します。
例えば「ビジネスとは何か?」を考えてみます。
一言で答えようとすると、少し言葉に詰まります。
しかし、ビジネスを「ヒト」「モノ」「カネ」「情報」に分解してみると、前よりも説明がしやすくなりましたね。
もう一つ例を挙げてみます。
「コミュニケーション」の本を読むシーンを思い浮かべてみましょう。
本を読む前は、「コミュニケーション?話術の話?それとも聴く力のこと?」と、頭の中が整理されていない状態だと思います。
ここで「わかりやすい本」を読んでみると、次の図のように、頭の中をスッキリさせることができます。
コミュニケーションを「言語・非言語の軸」と「聴く・伝えるの軸」に分解して、各テクニックを整理できていますね。
こんな風に「丁寧に分解して、教えてくれる本」は、わかりやすい本といえるでしょう。
深さ=なぜの掘り下げ度×(立体感+現実感+安心感)
深さは次の2つの要素で構成されています。
1つ目は、「なぜの掘り下げ度」です。
よく「なぜ?を5回繰り返せ」と言われますよね。
「なぜ?」を繰り返すほど、深く思考ができて、結果的に、根本的な課題解決が望めます。
しかし、ただ「なぜ?」を繰り返した本が良い本かというと、そうではありません。
「なぜの掘り下げ度」に加えて、2つ目の要素「立体感+現実感+安心感」が必要です。
ビジネス書を読んだあとで、次のような感想を抱けるかどうかが鍵です。
- 立体感:イメージできる
- 現実感:実現できそう
- 安心感:やってみたい、自分でもやれそう
ただ淡泊に「なぜ?」と繰り返した主張を読んでも、そこに「現実感」が伴っていない、なかなか行動に移せませんよね。
「ビジネス書の読者が、読んで30秒後にはアクションを取れるくらい現実的」に書かれている本の方が、圧倒的に価値があります。
以上をまとめると、次のように整理できます。
いかがでしたでしょうか。
特に「深さ」の部分は、様々な解釈があるかと思います。
それか、もしかすると、「わかりやすさ×深さ」よりも合理的な軸があるかもしれませんね。
この点についても、今後もしっかり思考投入いたします。
「約束4」について気になった方は、こちらもご覧ください
以上「5つの約束」を宣言いたします。
今後とも、本ブログ「ビズペラ」を御贔屓いただけますと幸いです。